『転生したらスライムだった件』を読むなら。あらすじ・ネタバレ・アニメ情報まで完全網羅

『転生したらスライムだった件』ってどんな話？

『転生したらスライムだった件』の概要

現在、アニメ・漫画・外伝など大人気の『転スラ』シリーズ。
もともとは小説投稿サイト『小説家になろう』にて連載したいたWEB小説がすべての元となっています。

その後、元のWEB小説に加筆や修正を加え小説版が発売。
さらに漫画版が『月間少年シリウス』にて連載が開始された。
番外編も数パターン発表されており人気の高い作品となっている

評価も高く

• このライトノベルがすごい！単行本ノベルズ部門：2017年7位・2018年6位・2019年5位・2020年7位・2024年6位
• 第3回『次にくるマンガ大賞』コミックス部門：5位
• 第46回講談社漫画賞少年部門：受賞
• ピッコマAward2021：TERRA賞

など様々な賞を受賞しており、漫画としてもライトノベルとしても高い評価を得ている

作者：伏瀬

伏瀬は、日本のライトノベル作家であり、異世界転生をテーマにしたファンタジー作品で知られています。
彼の代表作である「転生したらスライムだった件」は、もともと「小説家になろう」という小説投稿サイトに連載されていました。
その後、書籍化され、さらには漫画化やアニメ化もされるなど、大きな人気を博しています。

「転生したらスライムだった件」は、異世界転生ジャンルの中でも特に人気のある作品の一つです。
そのユニークな設定と魅力的なキャラクター、緻密なストーリー展開が多くの読者や視聴者に支持されています。
アニメ化や漫画化を通じて、さらに多くのファンを獲得し、異世界転生ジャンルの代表作となっています。

伏瀬の作品は、異世界ファンタジーの枠を超えて、普遍的なテーマや人間関係を描いている点でも評価されており、今後も多くの読者に愛され続けるでしょう。

あらすじ

主人公、三上悟は、37歳の独身サラリーマン。普通の生活を送っていた彼は、ある日通り魔に刺されて命を落とします。死の瞬間、彼は異世界に転生することになりますが、転生先での姿は「スライム」という一見弱そうなモンスターでした。

新しい世界でリムル・テンペストと名乗ることにした彼は、スライムとしての特性を最大限に活用しながら冒険を始めます。リムルは「捕食者」や「大賢者」といった強力なスキルを持ち、これらの能力を駆使してどんどん成長していきます。捕食者の能力は、他の生物を取り込むことでその能力や姿を模倣できるスキルであり、リムルの進化に大いに役立ちます。

リムルは旅の途中で多くの仲間と出会います。最初に出会うのは、異世界に召喚された同じ日本人であるシズエ・イザワ（シズ）です。彼女との出会いは、リムルにとって重要な転機となります。

その後も、リムルはオーガ族のベニマルやシュナ、ゴブリン族、ドワーフ族など、多種多様なモンスターたちと出会い、仲間として迎え入れていきます。これらの仲間たちと協力し、リムルはモンスターの国「テンペスト」を築き上げ、そのリーダーとして異世界の秩序を変えていくことになります。

リムルが築いたテンペストは、様々な種族が共存し、平和と繁栄を目指す理想郷となります。しかし、その発展は周囲の国々や強力な敵対勢力の関心を引き、リムルたちは次々と試練に立ち向かうことになります。

リムルはその過程で、魔王ミリム・ナーヴァや他の魔王たちとも関わりを持ち、戦闘や交渉を通じてさらに強力な存在へと成長していきます。彼の冒険は単なる個人の成長物語に留まらず、異世界全体の運命をも左右する大きな物語へと発展していきます。

『転生したらスライムだった件』のここが面白い！（ネタバレ有り）

他の『異世界系』とはここが違う

「転生したらスライムだった件」は、異世界転生ジャンルの中でも独特の魅力と特徴を持つ作品です。以下に、この作品が他の異世界系作品と異なる点を紹介します。

1. 主人公のユニークな転生先

多くの異世界転生作品では、主人公が強力な戦士や魔法使いとして転生しますが、「転生したらスライムだった件」の主人公、三上悟は「スライム」として転生します。スライムは一般的に弱いモンスターとして描かれることが多いですが、本作ではその特性を活かして、主人公が強力な存在へと成長していきます。

2. スキルと進化のシステム

リムルは「捕食者」や「大賢者」などのスキルを持っており、これらのスキルを駆使して他のモンスターや生物を取り込み、その能力を得ることができます。この進化のシステムは、リムルが単なる力の増強だけでなく、戦略的に成長していく要素を提供しています。

3. 国作りと経営要素

リムルは単に冒険するだけでなく、仲間を集めてモンスターたちの国「テンペスト」を築き上げます。この国作りの要素は、政治、経済、社会の発展など多面的に描かれており、単なる戦闘や冒険だけでなく、異世界での社会構築というテーマも楽しめます。

4. 多様な種族と共存

「テンペスト」には様々な種族が共存しており、リムルはそれぞれの種族の特性や文化を尊重しながら共存の道を模索します。この多様性の描写は、異世界における異文化交流や多様性の受容といったテーマを深く掘り下げています。

5. バランスの取れたストーリー

「転生したらスライムだった件」は、シリアスなストーリー展開とコメディ要素がバランス良く組み合わされています。リムルの楽観的でユーモラスな性格が物語に軽妙さを加え、重いテーマやシリアスな展開の中でも読者を飽きさせません。

6. キャラクターの成長と絆

リムルを中心に、多くのキャラクターが成長し、絆を深めていきます。各キャラクターの背景や成長が丁寧に描かれており、物語に厚みと深みを与えています。仲間との友情や信頼関係がストーリーの大きな柱となっている点も特徴的です。

7. 社会と政治の描写

異世界での社会や政治の描写が細かく描かれており、リムルが築く国「テンペスト」の外交や内政問題がリアルに描かれています。このリアリティのある描写が、異世界のファンタジー要素に現実感を持たせ、物語に一層の魅力を加えています。

まとめ

「転生したらスライムだった件」は、主人公のユニークな転生先、スキルと進化のシステム、国作りと経営要素、多様な種族の共存、バランスの取れたストーリー、キャラクターの成長と絆、そして社会と政治の描写といった特徴を持っています。これらの要素が他の異世界転生作品と一線を画し、多くのファンを惹きつけています。

魅力的なキャラクターたち

『転生したらスライムだった件』はとても多くの魅力的なキャラクターが登場しますが、今回はその中でも主要キャラクターを厳選して解説いたします

リムル・テンペスト

概要: 主人公の三上悟がスライムとして異世界に転生した姿。スライムとしての特性を活かし、多くのスキルを取得します。捕食者のスキルで他のモンスターの能力を吸収し、進化を遂げます。人型に変身できるようになり、魔物たちの国「テンペスト」を築き、リーダーとして活躍します。

• 捕食者: 対象を捕食し、能力を取り込む。
• 大賢者: 高度な思考処理能力を持ち、状況分析やアドバイスを提供。
• 変身: 捕食した生物の姿に変身可能。

シズ（井沢 静江）

概要: 異世界に召喚された日本人女性。イフリートという強力な火の精霊と共生しており、その力を使って戦います。リムルにとって重要な存在で、彼女の生き様がリムルに大きな影響を与えます。彼女の死後、リムルは彼女の意思を受け継ぐことを決意します。

• イフリート: 強力な火の精霊との共生。

ベニマル

概要: オーガ族の戦士で、リムルに忠誠を誓う。テンペストの戦闘部隊のリーダーであり、冷静かつ強力な戦士。リムルに仕えてからは、彼の右腕として重要な役割を果たします。

• 剣技: 優れた剣術の使い手。
• 炎熱操作: 火を操る能力。

シュナ

概要: ベニマルの妹で、オーガ族の姫。知性的で温厚な性格。魔法や料理、縫製など多才な才能を持ち、リムルの補佐としてテンペストの発展に貢献します。

• 聖魔法: 癒しや浄化の魔法。
• 織物の才能: 優れた手芸スキル。

シオン

概要: オーガ族の戦士で、リムルの秘書。豪胆で熱血漢な性格。料理が大好きですが、その腕前は悪名高く「毒」と称されるほど。戦闘では抜群の戦闘力を誇ります。

• 怪力: 驚異的な力を持つ。
• 戦闘技術: 高度な戦闘技術を持つ。

リグルド

概要: ゴブリン族の族長で、リムルに忠誠を誓う最初の仲間の一人。テンペストの建国に大きく貢献し、ゴブリン族のリーダーとして活躍します。リムルに進化させてもらった後は、筋骨隆々の体格を持つようになります。

• 指導力: ゴブリン族をまとめるリーダーシップ。

ゴブタ

概要: ゴブリン族の若者で、リムルの忠実な部下。ひょうきんな性格ですが、戦闘においては意外な才能を発揮します。リムルの命令を忠実に守る姿勢と、そのユーモラスな性格が周囲に愛されています。

• 影移動: 影を使って移動する能力。

ソウエイ

概要: オーガ族の忍者で、リムルに仕える密偵。冷静沈着で影のような存在感を持ち、情報収集や潜入任務に長けています。リムルの命令を遂行するため、どんな任務にも従事します。

• 隠密: 高度な隠密行動とスパイ活動。
• 糸技: 特殊な糸を使った戦闘技術。

ミリム・ナーヴァ

概要: 魔王の一人で、非常に強力な存在。見た目は子供ですが、その力は圧倒的です。リムルと友人関係を築き、テンペストを訪れることが多くなります。自由奔放な性格でありながら、リムルを信頼しています。

• ドラゴ・バスター: 極めて強力な破壊力を持つ攻撃技。

ランガ

概要: リムルに従う狼型の魔物。リムルに対して忠実で、戦闘においても優れた能力を発揮します。リムルの「影」に潜むことができる特殊能力を持ち、いつもリムルを守ります。

• 影移動: 影を通じて移動する能力。
• 雷撃: 雷を操る攻撃技。

ディアブロ

概要: リムルに仕える悪魔で、非常に強力な力を持つ。冷静で知的な性格ですが、リムルに対する忠誠心は絶対的です。彼の存在が物語の重要な局面で大きな影響を与えます。

• 暗黒魔法: 強力な闇の魔法を使用。
• 悪魔の力: 高度な魔力と戦闘能力。

まとめ

「転生したらスライムだった件」は、個性豊かで魅力的なキャラクターが多く登場します。彼らはリムルを中心に、それぞれの特性や背景を活かしながら物語を盛り上げ、異世界の冒険と成長を描く上で欠かせない存在となっています。それぞれのキャラクターの背景や能力、関係性が物語に深みを与えており、読者や視聴者を魅了しています。

まだまだあるぞ！『転生したらスライムだった件』の魅力

『転生したらスライムだった件』は独自のストーリー展開で多くのファンを獲得しています
実際、私もアニメの大ファンです。
いくつか『ハマる』ポイントがありますが、今回は私が思う『転スラ』の魅力を解説したいと思います

主人公を最強へ導く！？チートスキル『大賢者』とは

主人公『リムル』には様々な特殊スキルがありますが、その中でも大きな役割を担っているのが『大賢者』です

『大賢者』は、リムル＝テンペストがスライムに転生した際に獲得したユニークスキルの一つです。このスキルは、彼の知識と分析能力を飛躍的に向上させ、様々な場面で役立ちます。
主な役割は以下の3つ

1. 情報分析と判断: 大賢者は膨大な情報を瞬時に解析し、リムルに最適な行動を提案します。これにより、リムルは戦闘や交渉など様々な状況で適切な判断を下すことができます。
2. スキルの最適化と進化: リムルが新たなスキルを獲得した際、そのスキルの効果的な使い方や他のスキルとの組み合わせを提案します。また、スキルの進化や新しいスキルの開発にも貢献します。
3. コミュニケーション: 大賢者はリムルとの内部対話を行い、彼の考えを整理したり、新たなアイデアを提供したりします。リムルにとっては、信頼できる相談相手でもあります。

物語が進む中で、大賢者は「智慧之王（ラファエル）」という上位スキルに進化します。智慧之王は、大賢者の能力をさらに強化し、リムルの知識と戦略の幅を大きく広げます。

頼れる相棒的『大賢者』の魅力は以下の3つ

• 万能なサポート: 大賢者はリムルの知的な側面を支える重要な存在であり、その助言や分析は物語の進行に大きな影響を与えます。
• ユーモア: 大賢者とのやり取りにはユーモアが含まれており、リムルの内面的な成長や葛藤を軽快に描く一方で、物語に奥行きを与えます。

「転生したらスライムだった件」における大賢者は、主人公リムル＝テンペストの能力を最大限に引き出し、物語を豊かにする重要な要素です。
しかし、それ以上に大賢者そのものが1人の仲間のような存在で愛されるキャラクターとなっており、主人公の戦略や成長に不可欠な存在として、多くのファンに愛されています。

今までの『魔王』とは一味違う。仲間と共に国づくり

「転生したらスライムだった件」（転スラ）におけるリムル＝テンペストの国づくりは、物語の中心的なテーマの一つであり、その過程は非常に魅力的かつ重要な要素です。リムルが異世界でどのようにして国を築き、発展させていったのかを詳しく見てみましょう。

はじまり

リムルの街作りの始まりは、最初にゴブリンたちに出会った事から始まります。
彼らは牙狼族により危機に面して居ましたが、リムルの助けを借りて集落を守ろうとします。
リムルはゴブリンたちを進化（名付け）させ、彼らの生活環境を改善することで、最初の共同体を築き上げます。

1. ゴブリン村の成長: リムルはゴブリンたちを「名付け」することで彼らを強化し、さらにオーク族の脅威から村を守るためにリーダーシップを発揮します。これにより、ゴブリン村は強力な集団へと成長し、基盤が固まります。
2. 異種族との共存: 次に、リムルはオーガ族やリザードマン、ドワーフ族など、様々な種族と出会い、彼らとの協力関係を築いていきます。特に、ドワーフ族からは高度な技術と知識を学び、それを活用して国のインフラを整備します。
3. ジュラ・テンペスト連邦国の設立: リムルのリーダーシップと異種族との協力により、ジュラ・テンペスト連邦国が設立されます。この国は、多種多様な種族が共存し、平和と繁栄を目指すユートピアのような存在となります。

ジュラ・テンペスト連邦国の発展

1. 経済の発展: リムルはドワーフ族の技術を活用して工業を発展させ、商業取引を活性化させます。これにより、国の経済基盤が強化され、住民の生活水準が向上します。
2. 教育と技術の普及: 住民に対する教育や技術訓練を行い、全体のスキルレベルを向上させます。これにより、国全体の生産性と創造性が高まり、さらなる発展が可能になります。
3. 外交と軍事: リムルは他国との外交関係を築き、同盟や友好関係を強化します。また、必要な時には防衛力を強化し、国の安全を確保します。これには他の魔王との関係も含まれます。

ターニングポイントとなった出来事

• オークロードとの戦い: オークロードとの戦いは、リムルの国づくりにおける大きな試練の一つです。この戦いを通じてリムルのリーダーシップと戦略が試され、結果的に国の結束力と信頼を高めます。
• 魔王への進化: リムルが魔王に進化することで、国の威信が高まり、さらなる発展の機会が生まれます。この進化は、彼の国づくりにおける新たな段階を象徴しています。

リムルの国づくりのコンセプト

リムルの国づくりの根底には、「すべての種族が平等に共存し、互いに協力して繁栄する」というビジョンがあります。彼は、現代日本での経験や知識を活かし、異世界で理想的な国を築くことを目指します。この理念が、彼のリーダーシップスタイルや政策に反映されています。

まとめ

「転生したらスライムだった件」におけるリムルの国づくりは、異種族が共存し、平和と繁栄を目指すユニークな社会の構築を描いています。リムルのリーダーシップ、仲間との協力、そして彼の持つ現代知識と異世界の技術を融合させることで、ジュラ・テンペスト連邦国は理想的な国家へと発展していきます。このプロセスは物語の大きな魅力の一つであり、読者や視聴者に深い感動を与えています。

『転生したらスライムだった件』はどこで読める？アニメ情報は？

▼『転生したらスライムだった件』アニメ・小説（ライトノベル）・マンガ（コミック）の内容対応表

アニメ版	小説（ライトノベル）版	マンガ（コミック）版
第1シーズン	1巻〜4巻途中まで	1巻〜12巻途中まで
第2シーズン	4巻途中〜6巻	12巻途中〜19巻
第3シーズン	7巻〜	20巻〜

小説（ライトノベル）版はどこで読める？

『転生したらスライムだった件』はマイクロマガジン社より小説（ライトノベル）版が発売されています。
現時点（2024年5月）で全21巻発売されています。

マンガ（コミック）版はどこで読める？

『転生したらスライムだった件』はシリウスKCよりマンガ版が発売中です。
2024年5月現在。全25巻発売されています。

アニメ版はどこで観れる？

『転生したらスライムだった件』はすでにシーズン3までアニメ化されています。
放送時期等は以下の通りです。

• シーズン1：2018年10月〜2029年3月（2クール放送）
• シーズン2：（第1クール）2021年1月〜3月／（第2クール）2021年7月〜9月
• シーズン3：2024年4月〜放送開始（連続2クール放送）

更にスピンオフアニメ『転生したらスライムだった件 転スラ日記』が2021年4月から6月まで放送
劇場アニメ『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』が2022年11月25日に公開された。

『転生したらスライムだった件』を観るならhuluがおすすめ
アニメ全シーズンに加えスピンオフ版や劇場版もすべて見ることが出来ます。

おわりに

最後までお付き合いいただきありがとうございます。
今回も異世界系をテーマに記事を書いてみました。
今後も『異世界系』記事を少しづつ増やして行きたいと思っています
『異世界系』好きな方。このマンガを取り上げてほしいなどあれば是非コメント下さい。
お待ちしております。